もう10年以上前の写真です。縁側から家の中を見ているマリンちゃんです。
マリンちゃんは、お散歩が大好きで、散歩に行くと分かると二本足で立って大喜びしました。
大洗の小学校に捨てられていたマリンちゃんは、ボランティア団体に保護されていました。里親募集サイトで見つけ、前に飼っていたノーブルちゃんに似ているから会ってみたいと問い合わせをしました。ボランティアの人と待ち合わせして、マリンちゃんを見てその場で「飼います」と言って、車に乗せて家に連れてきました。
そのとき2歳だったマリンちゃんは、スピッツのような見た目でふさふさした白い被毛が美しい雌犬でした。
どびんちゃんはマリンちゃんと約10年一緒に暮らしました。
マリンちゃんは最後の頃には病気になり、歩くのもやっとという状態になりましたが、それでもいつも長距離の散歩に連れて行ってくれる娘夫婦が来ると、玄関の上り口のところに座って、散歩に出かけるのを待っていました。
「そんな体じゃ歩けないでしょう」と言っても、その場を動きませんでした。一緒にたくさん散歩した楽しい記憶が残っていたのでしょうね。
かわいそうでした。
気難しいところもありましたが、感情豊かでかわいい犬でした。
日当たりのよい廊下でくつろぐマリンちゃん。
今まで暮らしたワンコはみなこの場所がお気に入りでした。