おばあちゃん犬のポチとは、2019年の初めから秋まで、預かりボランティアとして一緒に暮らしました。
飼育放棄されていて、屋外に放置され、雨の日はびしょぬれになっていたそうです。そのせいで後ろ足が不自由でした。
それなのに、とても人懐こく、茶色い大きな耳で話をよく聞いてくれました。
かわいい顔をしていましたが、とにかく食いしん坊で、メタボ体型でした。
ポチは婿さんともよく一緒に散歩に行っていました。なかなか歩きたがらないので、おせんべいの袋を見せながら散歩させていました。ポチはおせんべいが欲しくて、婿さんの後をついてきたそうです。
ポチはある日、うちを訪ねてきた電気屋さんの奥さんのふくらはぎに嚙みついてしまいました。大したことにはなりませんでしたが、それがきっかけでポチはボランティア団体のシェルターに戻されることになってしまいました。悲しかったです。
団体の人が車でポチを引き取っていきました。
預かったときはフィラリア陽性だったポチ。どびんちゃんが毎日薬を飲ませました。
シェルターに戻ってからの検査で陰性になっていたことがわかり、ボランティアの方にお礼を言っていただきました。
短い間でしたが、ポチと暮らせて楽しかったです。
いつも一緒にいたので、いなくなるととても寂しくなりました。
そのポチが、最近、亡くなったそうです。
18歳の大往生でした。
置き去りにされてつらかっただろうけど、人間への信頼を失わないでくれたこと、どびんちゃんと仲良くしてくれたこと、本当にありがとう。
ポチ、さようなら。
いつかまた会える日まで。